Album
DAWN PATROL
MIDNIGHT MADNESS
7 WISHES
THE BIG LIFE
MAN IN MOTION
FEEDING OFF THE MOJO
NEVERLAND
SEVEN
GREATEST HITS
LIVE IN JAPAN
ROCK IN JAPAN '97
singles

DISCOGRAPHY

MIDNIGHT MADNESS (1983)
1. (YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA
2. RUMOURS IN THE AIR
3. WHY DOES LOVE HAVE TO CHANGE
4. SISTER CHRISTIAN
5. TOUCH OF MADNESS
6. PASSION PLAY
7. WHEN YOU CLOSE YOUR EYES
8. CHIPPIN' AWAY
9. LET HIM RUN

 NIGHT RANGERがついにブレイクしたセカンドアルバム。
 このアルバムはロックソングと美しいバラード、そしてポップでキャッチーな楽曲がバランスよく並んだNRの最高傑作だと思う。もちろん最も大好きなアルバムである。
 おそらく最もバンド内の状態が良く、油の乗り切った状態だったのだろう。そんなバンドに初のシングルヒット(全米5位)が生まれるが、その[4]以外にも素晴らしい楽曲が目白押し。捨て曲は見あたらない。質の高い楽曲が揃っている。またNRの特徴であるツインギターももちろん聴くことが出来る。
 アルバムTOPは代表曲、そしてNRの代名詞とも言える[1]だ。この曲は常にライブのアンコールラストを飾ってきた。キャッチーなサビをもちスピード感がありライブにはかかせない。またギターソロでのジェフのエイトフィンガー奏法も聴き所か。
 続く[2]はギターのボリューム奏法によるイントロが印象的。独特の雰囲気がある曲だ。ジャックお気に入りの曲。もちろん自分もとてもお気に入り。キーボードがまたいい働きをしてると思う。そんなスピード感がある訳ではないのにね。好きな曲だ。
 2曲続いたジャックのボーカルから、次は2曲ケリーのボーカルにバトンタッチ。[3]は終始ギターが活躍するスピード感ある曲。十八番のツインギターのハモリが聴ける。そしてドラマッチックなバラード[4]。NRの楽曲の中で最もチャート上位にたった曲である、代表曲。いいかげん飽きるほど聴いたけど、改めて聴くと他のバラードと違った独特な美しさがある。
 そして次はまたジャック。アルバム中最もハードロックな[5]。もちろんこれもいい。そして少しずつフェードインしてくるイントロから[6]が始まる。こういうストレートなエイトビートの曲が実は結構好きだったりする。でも次の[7]には負けるけど。
 [7]はNRの楽曲の中でも3本の指に入るぐらい好きである。ポップでキャッチーで最高。Aメロをジャック、Bメロはケリー、そしてサビは2人歌うというボーカルも特徴である。ライブバージョンだともっとテンポアップしてさらにかっこいい。
 [8]は他の曲に比べるとやや印象が弱いけど、全然及第点。そしてアルバムの最後はドラムのないアコースティックの美しいバラード[9]で締めくくられる。
 バラエティに富んだ素晴らしいアルバム。アメリカンロックを語る上でははずせないアルバムでしょう。初めて買うなら(ベストを除く)これが絶対おすすめ!