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DISCOGRAPHY |
MAN IN MOTION (1988) |
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1. |
MAN IN MOTION |
2. |
REASON TO BE |
3. |
DON'T START THINKING (I'M ALONE
TONIGHT) |
4. |
LOVE SHOT ME DOWN |
5. |
RESTLESS KIND |
6. |
HALFWAY TO THE SUN |
7. |
HERE SHE COMES AGAIN |
8. |
RIGHT ON YOU |
9. |
KISS ME WHERE IT HURTS |
10. |
I DID IT FOR LOVE |
11. |
WOMAN IN
LOVE |
商業的成功を求めるレコード会社の要求を飲んで作った前作が、逆に失敗となってしまい初期のファンだけでなくブレイク後のファンも失っていった。よってこのアルバムはまさに正念場。崖っぷちの状態で製作されたのであった。 マネージメントの移籍、そしてアラン"フィッツ"の脱退とゴタゴタの中で復活をかけて製作された。プロデューサーはWHITESNAKEの「WHITESNAKE」を手がけたキース・オルセン。前作ほど装飾された音作りではなくギターが中心に戻ってきている。 またもやレコード会社に無理やりバラード([5][10])を入れさせられてしまったが、自分としてはいい曲だと思うから大歓迎。バラードはNRの大きな魅力だと思う。ただそればっかりに偏ってしまうのがいけないのだ。実際、このアルバムもロックしてる曲で決めとなる曲がアルバムの前半に入ってれば良かったのに、と思う。 [1]はまたもやミドルテンポ、まあまあだが。今まで一番弱いオープニングかな。一転してアコースティックギターの爽やかなバラード[2]。途中からバンドが加わり力強くなる。なかなかよい。 そしてメロディアスな[3]。2ndの"WHEN
YOU CLOSE〜"、3rdの"FOUR IN THE
MORNING"路線の曲である。こういう曲がほんとたまらない。ドラマティックでとても好きな曲だ。ジャックの歌う次の[4]とか[6]とかケリーの歌う[7][8]はミドルテンポの曲でまあまあ。中盤にもっとアップテンポな曲があれば良かった。 その間に挟まれているのが"SENTINENTAL〜"のようにまさにバラードの中のバラードといった感じの[5]。これまた感動的で大好きな曲だ。ピアノのイントロやコーラスのきれいなサビ、そしてサビ後のジャックとケリーのボーカルの掛け合いからツインギターの掛け合い&ハモリにいくとこなんか、また最高に好きなのであった。 アルバムも終盤になってやっとスピード感のある[9]がくる。久しぶりにかっこいい曲だ。もっとこういう曲を入れればいいのに。 そして甘いバラード[10]。当時は他の人が作曲したバラードを歌ってヒットさせるのがはやってたからね。それをレコード会社も狙っていたのだろう。可もなく不可もなくといった曲。ラスト[11]はテンポあってなかなか良いぞ。これとか[9]とか出てくるのが遅すぎ。もっと前の方に入ってればいいのに。中盤の辺でみんなダレちゃう。 結局、このアルバムでの再起はならなかったNR。この後長い間活動休止状態に入ってしまう。このアルバムも力作だったのに。セールス的には3枚目から下降線だったけど、アルバムの質は落ちてないと思う。
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